ホオズキ出荷、真っ盛り 古河

茨城新聞
2018年7月8日

9、10日に東京・浅草寺で開かれる「ほおずき市」に向け、古河市三和地区で、ホオズキの出荷作業が最盛期を迎えている。従業員が朱色に染まり始めたホオズキの鉢の積み込み作業に追われた。

同地区は全国有数の産地。3軒の園芸農場が栽培し、浅草寺で販売される大半を出荷する。同市雷電町の雷電神社「ほおずき祭」(13、14日)など、県内向けも生産する。

今年は春先の気温が高く実の付き始めが早かったため、まずまずの品質という。同市仁連の三和園芸(鈴木隆社長)では7日、従業員約20人が鉢を次々とベルトコンベヤーに乗せ、トラックの荷台に積み込んだ。

鈴木社長は「ほおずき市は約250年続く伝統の市。浅草寺を訪れ、ホオズキを手に取って、伝統に関心を持ってもらいたい」と話した。

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