ブレックスが大賞  下野新聞KIZUNA大賞

下野新聞
2018年2月14日

 2017年に行われた国内外のスポーツ大会で活躍し、人々に感動を与えた本県関係アスリートをたたえる「第5回下野新聞KIZUNAスポーツ大賞」(ランスタッド特別協賛)の最終選考委員会が13日までに下野新聞社で開かれ、プロバスケットボールBリーグで初代王者に輝いた栃木ブレックスが大賞を初受賞することが決まった。大賞に準ずるスポーツ賞には陸上女子やり投げの海老原有希(えびはらゆき)選手(32)=上三川町出身、スズキ浜松AC=とスポーツクライミングの楢崎智亜(ならさきともあ)選手(21)=宇都宮市出身、県山岳連盟=の2人が選ばれた。

 候補にノミネートされたのは団体4組、個人6選手。昨年12月22日からことし1月12日まで募った読者投票をもとに、選考委員会の審査を経て各賞を決定した。有効投票数は1万2551票だった。

 栃木ブレックスは最多の3148票を獲得。新リーグ元年に王者となった実績に加え、チャンピオンシップでの劇的な勝利で県民に大きな感動を与えたと高く評価された。スポーツ賞の海老原選手は陸上の日本選手権女子やり投げで9度目の優勝を達成し、愛媛国体終了後に現役引退を表明した。楢崎選手は2017年ワールドカップ複合で総合1位に輝いた。

 スポーツ振興功労賞は、県高校男子選抜チームの海外遠征の団長を務めるなど、長年にわたり選手の指導育成に尽力した県バスケットボール協会長の阿部泰紀(あべやすのり)氏(82)が受賞。スポーツホープ賞には楢崎選手の弟で、スポーツクライミングの世界ユース選手権で優勝した楢崎明智(ならさきめいち)選手(18)=宇都宮市出身、第一学院高=が輝いた。

地図を開く 近くのニュース