厳寒の中の芸術美 奥日光で氷彫刻全国大会
下野新聞
2018年1月31日
【日光】氷細工の腕を競う「第12回全日本氷彫刻奥日光大会」が30日、湯元の湯ノ湖湖畔広場で始まり、全国トップレベルの氷彫刻士11人が夜通しとなる作品制作に当たった。
「奥日光湯元温泉雪まつり」の幕開けとなるイベント。出場者には重さ120キロの氷柱5本が与えられ、チェーンソーやドリルで動物や人魚などの氷像がかたどられていった。
会場周辺の気温は午後1時すぎで氷点下9度。地吹雪も起こる厳寒の中、出場者たちは真剣な表情で作業を進めた。展示が始まる31日午前11時までに仕上げる。作品は氷が解けるまでかまくらの中に置かれ、夜間はライトアップする。
都内の老舗高級ホテルで氷彫刻を手掛けるパティシエ赤羽目健悟(あかばめけんご)さん(33)=東京都大田区=は「初めての出場。作品の不死鳥は羽や尾が見せどころ。丁寧に作りたい」と話していた。
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