那珂湊高生、お茶商品を開発 宇都宮・中島園とコラボ
茨城県立那珂湊高校(ひたちなか市山ノ上町)の生徒が栃木県のお茶販売会社とコラボレーションして玄米茶の関連商品を開発した。お茶のパッケージをデザインし、アイスクリームではレシピまで手掛けた。
同校では企業への企画提案や開発などを授業の一環として取り組み、これまで2度連携して商品を生み出した。
お茶販売会社は宇都宮市の「中島園」。コラボしたのは同社が新発売する玄米茶の関連商品で、「抹茶入り黒豆入り玄米茶」とアイス「玄米茶あいす」の2種類。生徒が両商品のパッケージをデザインし、アイスは教員の協力を得てレシピも考案した。
お茶の袋には同校の生徒が作ったご当地キャラクター「みなとちゃん」が湯飲みを持ち、首を傾けるポーズを決めている。アイスの箱は緑色を基調とし、お茶っ葉とみなとちゃんが描かれている。両商品の文字も生徒が書いた。アイスの開発は教員が試作し、生徒の意見を聞きながら試行錯誤を重ねた。生徒たちは実際にアイス製造工場を訪れて生産の様子を見学した。
きっかけは昨年10月。商談会で生徒が企業連携の実績をアピールするなどし、同社と話がまとまった。今年夏ごろから、商品開発に取り掛かっていた。
お茶はJR水戸駅ビル内などで販売スタートしており、アイスは16日に同市那珂湊地区で開催される夜市「ドゥナイトマーケット」でお披露目される。
生徒たちは「商品を通じてひたちなかを知り、足を運んでもらって活性化させたい」と期待する。
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