冬告げる「大根すだれ」 鹿沼
下野新聞
2017年11月29日
冬の寒さが厳しくなる中、鹿沼市茂呂、農業柏渕昭(かしわぶちあきら)さん(77)方で、大根干し作業が大詰めを迎えている。ビニールハウス内では、漬物用の大根がすだれのようにずらりと並んでいる。
30アールの畑で約1万8千本の大根を栽培し、11月下旬から収穫。水洗いした後、10~12本ごとにひもで束ねる。品質維持のため約10度のハウスで10日間ほど乾燥させることで、柔らかくなり味が染み込みやすくなるという。
28日も朝から夜まで作業を行い、裸電球がともる中、従業員ら8人が出荷作業を行った。柏渕さんは「夏の長雨の影響で全体的にやや小ぶりだが、味は問題ない」と話していた。
大根干し作業は12月上旬まで続き、宇都宮市中央卸売市場などに出荷される。
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