かつて隆盛を極めた栃木県の伝統工芸品 真岡市で「真岡木綿」復興40年の歩みを展示

下野新聞
2026年10月27日

栃木県の伝統工芸品「真岡木綿」の復興40周年を記念した展示「真岡木綿40年のあゆみ」が24日、栃木県真岡市荒町の岡部記念館金鈴荘で始まった。伝統技術を生かした作品や新たな表現方法を取り入れた作品約70点を展示している。11月29日まで。

会場には、2022年度グッドデザイン賞を受賞した「真岡木綿草木染見本帖」を基に制作した反物や、結城紬とコラボレーションした着物、ほぐし絣のタペストリー、デジタル技術を駆使した織り模様のバッグなどが並ぶ。

復興に際し、機織りの経験を生かして技術伝承に尽力した真岡市西郷の故助川シマさんのコーナーもあり、タペストリーや反物、手紡ぎ糸などの遺作が飾られている。

真岡木綿工房の機織り技術者「織姫(おりこ)」の鶴見純子さん(68)は「今まで培ってきた技術を全て展示した。手紡ぎの伝統をぜひ見に来てほしい」と話している。

真岡木綿は江戸時代に隆盛を極めたが、戦後にほぼ途絶えた。1986年、真岡商工会議所を中心に復興へ向けた取り組みを本格化させた。

⇒【画像】真岡木綿の原料となる綿花 真岡市内で収穫

地図を開く 近くのニュース