栃木県大田原市特産の唐辛子が収穫期に 辛みや色、香りの良さが特長の「栃木三鷹」

下野新聞
2025年11月3日

栃木県大田原市特産のトウガラシ「栃木三鷹」が収穫シーズンを迎えている。大田原市加治屋の畑では30日、農業木下三千子さん(62)が刈り取り作業に汗を流した。

大田原とうがらしの郷づくり推進協議会によると、栃木三鷹は辛みの強さや色、香りの良さが特長という。実は垂れ下がらず、上向きに房なりになる。今年は市内外の約110軒で生産している。

木下さん方では5aの畑で栽培。この日は青空の下、赤く色づいた実のなる株を根元から手際よく刈り取り、乾燥させるためビニールハウス内につるして干していった。

収穫は1週間から10日間ほどかかるという。12月末まで乾燥させた後、市内加工業者へ出荷する。木下さんは「昨年はカメムシの被害があったが、今年はいい出来。例年通りの収穫が見込める」と話した。

⇒大田原市の簗が「落ち鮎」で賑わい ほどよい脂の乗り「この時季ならではの美味しさ」

地図を開く 近くのニュース