東武鬼怒川線に新駅 ワールドスクウェア玄関口
下野新聞
2017年7月23日
東武鬼怒川線の「東武ワールドスクウェア駅」(日光市鬼怒川温泉大原)が22日、開業した。テーマパーク「東武ワールドスクウェア」の玄関口となり、8月10日運行開始のSL「大樹」をはじめ、日中はほぼ全ての列車が停車する。
新駅は小佐越駅-鬼怒川温泉駅間に設置された。プラットホーム1面1線で、同園にある世界の建築物のモチーフが描かれた外観が特徴的だ。同園も新駅からの通路や「SL広場」などが整備された。
この日は根津嘉澄(ねづよしずみ)東武鉄道社長、宮原弘(みやはらひろし)同園社長、斎藤文夫(さいとうふみお)日光市長らによるテープカットが行われ、東武鉄道として12年ぶりの新駅誕生を祝った。根津社長は祝賀会で「日光・鬼怒川地区の活性化、観光振興に、東武グループを挙げて取り組む所存だ」などと意気込みを示した。
新駅を下車した乗客には、開業の「記念下車証」が配られた。母親や弟らと訪れた鹿沼市緑町3丁目、小学3年塩田琉斗(しおたりゅうと)君(8)は「電車が好き。下車証は大事にとっておく」と声を弾ませた。
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