「鬼は外」を言わない寺、その理由は? 栃木県大田原市で“節分の日より早い”豆まき

下野新聞
2025年1月15日

栃木県大田原市佐良土の光丸山法輪寺は12日、福を呼び込む豆まきを行った。節分の2月の豆まきより一足早い恒例行事だ。

修験の場として、寒い時季の修行僧らの疫病など災いをよけようと、厄よけ祈願、豆まきを行っている。

これまで1月14日に行ってきたが、週末に合わせ12日に開催。「鬼も命ある者で退散させない」との考えから、「福は内」とだけ唱えるしきたりだ。

護摩たき、読経に続き、豆まき、がらまきが行われた。参拝者はわれ先にと、豆やお菓子を集めた。

若水厚淳住職(42)は「えとにちなみ、蛇が脱皮するように、皆さんが新たなことに挑戦できるよう祈願しました」と語った。

⇒お菓子にカップ麺、果物まで…うれしい「福まき」がある栃木県内のお寺

地図を開く 近くのニュース