群馬・明和町の「つみ木堂」 積み木いっぱいの“家”オープンへ クラウドファンディングで準備費用30万円募る

上毛新聞
2024年10月19日

木のおもちゃや雑貨の製造販売を手がける「つみ木堂」(群馬県明和町須賀)が、上毛新聞社とグリーンファンディングが共同運営するクラウドファンデング(CF)サイト「ハレブタイ」を活用して1万ピースの積み木で遊べる体験型店舗「つみ木のいえ」の開設準備費用を募っている。31日まで。つみ木のいえは11月23日のグランドオープンを予定している。

同店は1905(明治38)年に家具の製造業として創業。昭和期から「つみ木堂」の屋号で積み木の製造販売を始めた。つみ木のいえは代表の松本将利さん(39)がリフォーム作業の全てを担うDIY(日曜大工)で準備を進めている。

「つみ木のいえ」で遊ぶ子どもたち

プロジェクト名は「10000ピースの積み木で遊ぼう!-積み木いっぱいの“家”制作プロジェクト-」で、寄付の目標額は30万円。寄付金は建設資材や用品整備などに充てる。

寄付は一口3000円から可能で、寄付額に応じて、「グッド・トイ2020」の大賞と多世代交流賞を受賞したけん玉「おとたま」や、トラック型の引き車の積み木などの返礼品が受け取れる。

積み木を使ったままごとスペースも

店舗内の壁はスギ、天井はヒノキが敷き詰められ、さわやかな香りがただよう。1階は滑らかな手触りのブナ材の積み木を用意した。積み木材として、耐久性がある一方、反りや曲がりが大きいため、板状にして1年ほど自然風にさらし、入荷後さらに半年以上天然乾燥させた木材を使用。製作は機械を使いながらの手作業で行い、木のぬくもりを感じられるよう仕上げている。積み木を使ったままごとができるスペースも設けた。

2階は植物由来の塗料を使ったカラー積み木や、玉が転がるように並べて道を作る穴あき積み木「トンネルキューブ」で遊べる。受け付け周辺では、さまざまな種類の木材に輪ゴムを当てて倒す射的ゲームを楽しめる。

「つみ木のいえ」で遊ぶ子どもたち

松本さんは「木をふんだんに使った空間で木にたくさん触れてほしいという思いを込めた。年齢制限なく子どもたちに楽しんでもらいたい」と呼びかける。

営業時間は土曜、日曜、祝日で午前9時半~午後5時。平日は貸し切りのみ。詳細はハレブタイのサイト(https://greenfunding.jp/harebutai/projects/8472)で紹介している。