沼田市産大粒ブドウをフルーツポンチに 群馬県内の「シャンゴ」で限定販売
上毛新聞
2024年10月15日
群馬県内に7店舗展開するイタリア料理チェーンのシャンゴ(高崎市問屋町)は、沼田市内のブドウ農家のブドウを使ったフルーツポンチ「いろどりぶどうのマチェドニア」を各店舗で販売してる。シャンゴは定番のパスタ料理で県内食材の使用を推進しているが、 新たな取り組みとして、地元生産者の食材を生かした期間限定メニューを考案した。
昨秋に沼田市内で行われた商談会で、関崎晴五社長(55)が同市秋塚町の「まるいぶどう園」のブドウにほれ込み、食材の提供を打診。1年越しに商品化が実現した。ブドウの甘みを生かすため、ブドウを半日漬け込むシロップやハーブなどの配合割合を試行錯誤した。ブドウは5種類、バニラアイスにミントをのせて仕上げた。
関崎社長は「食を通して生産者と消費者の距離を縮めたい。『群馬に食べに来たい』と思わせる食材の良さが伝わるメニューを増やしたい」と展望する。まるいぶどう園の松井一郎代表(63)は「使ってくれてありがたい。ブドウ好きが増えたらうれしい」と期待する。
マチェドニアは500円。10月下旬までの販売予定。同園のブドウを使った第2弾として、コンフィチュールのタルトの開発を進めている。問い合わせは各店舗へ。