湧き水を使った「みなかみコーラ」 試作品を22日のマルシェで販売 群馬・みなかみ町

上毛新聞
2024年9月20日

クラフトコーラの製造・販売を手がける「伊良コーラ」(東京都)は、群馬県みなかみ町の湧き水を使ったクラフトコーラ「みなかみコーラ」を開発した。水上温泉街(同町湯原)で開かれる「廃墟(はいきょ)再生マルシェ」で22日、試作品を100缶限定で販売する。

町内で取れた口あたりのまろやかな軟水を使用。町産のヒノキでフルーティーな香りを付けたフレーバーウオーターと、同社のオリジナルシロップをブレンドした。フレーバーウオーターは、アロマオイルを製造しているSUMIKA(同町鹿野沢)が生産した。

1缶(250ミリ)600円。無くなり次第終了。試験販売の結果を基に改良し、今冬の本格販売を目指す。同社はクラフトコーラの製造を通じて、地域活性化と水源の保全活動に取り組んでいる。本格販売後は、売り上げの一部を水源の保全活動に寄付する予定。

同社の小林隆英代表は「クラフトコーラは人と人をつなぐ媒介になる。みなかみコーラが、地域の方々と訪れる人をつなぐ存在になれば」と話している。