栃木県真岡市の無人駅にカフェオープン 本格コーヒーや手作りアイスクリームを提供
コーヒー豆の製造、販売を行う自家焙煎真岡珈琲(栃木県真岡市八木岡)の蒲谷英和代表(60)が11日、真岡鉄道寺内駅(真岡市寺内)を改装した駅舎カフェ「真岡珈琲寺内駅舎」をプレオープンし、無人駅に明かりをともした。焙煎したての豆を使ったコーヒーや手作りアイスクリームを提供し、地域交流の場を創出する。17日に本オープンの予定。
店舗は元駅事務室で飲食店が入っていた時もあったが、10年以上空いた状態だった。
2月下旬に改修工事に着手。歴史ある駅舎の姿をできるだけ残せるよう、壁のしっくいや、三角形の骨組みを組み合わせた木造トラス構造などを生かした内装に仕上げた。店内の窓からSLを間近に眺めながら、落ち着いた空間でくつろぐことができる。
15日までのプレオープン期間は深いり水出しアイスコーヒーやホットコーヒー、「さっぱり」「濃厚」の2種類のミルクアイスクリームを提供。本オープン後は12種類の豆から選べるコーヒーやコーヒー豆の販売、店内焙煎なども予定する。
最初の客となった地元の女性(37)は「近くにおしゃれなカフェができて、気軽に来られるのでうれしい」と喜んだ。
蒲谷さんは今後、真岡鉄道沿線の店と連携する企画やワークショップの開催など、地域と真岡鉄道の活性化につながる店作りを目指す。「コーヒー好き、鉄道好きはもちろん、なじみのない人たちでも気軽に来てほしい」と呼びかける。
午前10時~午後8時。月曜定休。
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