相田みつを生誕100年の展覧会 ふるさとの栃木県足利市で「にんげんだもの」など118点展示

下野新聞
2024年7月16日

生誕100年を迎えた栃木県足利市出身の書家・詩人相田みつを(1924~91年)の作品を集めた展覧会「相田みつを展-いのちを見つめることば-」が13日、足利市通2丁目の市美術館で始まり、多くの人でにぎわった。

みつをは足利を生涯の制作の場とし、人々の心を励まし癒やす作品を世に送り出した。その「ことば」は今も多くの人の心を捉え、学校の教科書の教材としても採用されている。

相田みつを展では「にんげんだもの」「しんじつだけが魂をうつ」などの代表作や、市民が所蔵する隠れた名作など118点をそろえた。展示数は過去最大規模だという。

20歳当時の楷書といった初期作品のほか、教科書で最も採用されている「自分の番 いのちのバトン」も展示され、郷土の偉人が残した足跡を網羅する内容となっている。

展覧会は休館日を除き、9月1日まで。

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