《世界遺産登録10年》現役の自動繰糸機を間近で見て 6月から碓氷製糸(群馬・安中市)で見学ツアー開催
世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」が6月で登録10年となるのに合わせ、国内最大の製糸工場、碓氷製糸(群馬県安中市松井田町)は1日から、工場見学ツアーを行う。富岡製糸場(富岡市)と同じ型の自動繰糸機が現役で動いている様子、その精巧さ、迫力を間近で見ることができる。10月26日までの毎週土曜に実施する。
ツアーでは、繭から生糸を作る様子を実際に見学できるほか、敷地内にある絹製品の売店で県産シルク商品の買い物も楽しめる。
同社常務の土屋真志さんは「富岡製糸場と合わせて訪れて、日本の近代化を支えた歴史の息吹を感じてもらえたら。繭玉から輝く生糸が引かれる様子を見て、シルクへの理解を深めてほしい」としている。
同工場では2022年から、県と協力して一般向けのツアーを企画している。
見学料は大人500円、中学生以下は無料。午前と午後の部の2回開催(8月10、17日を除く)。午前10時半~11時50分と、午後1時半~2時50分。定員は各回20人。
参加者には富岡製糸場入場券の割引チケットと、絹関連のプレゼントを進呈する。希望者は希望日の2日前の午後4時までに予約フォーム(https://airrsv.net/usui/calendar)から事前予約する。
問い合わせは同社(電話027-393-1101)へ。
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