フードコートに新規3店舗 茨城・守谷駅 「TXアベニュー」改装、28日オープン

茨城新聞
2024年2月22日

つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道(東京都)は、TX守谷駅(茨城県守谷市)の商業施設「TXアベニュー守谷」を28日、改装オープンする。フードコートは飲食店3店舗が新規出店し、温かみのある空間に生まれ変わる。沿線開発が進む守谷駅周辺で、さらなるにぎわい創出を図る。

TXアベニュー守谷はTXが開業した2005年9月にオープン。21年には新型コロナウイルスの衛生対策として、フードコートの客席部分に少人数の席を設けたり、空調設備を増設したりした。より魅力的な施設に一新しようと、今回改装した。

1階部分は、洗練されたグレーの外壁から温かみのあるベージュの外壁に一新される。買い取り専門店「買取大吉」が出店。2階は、飲食店「かつそばや 松幸」「はなまるうどん」「ビアードパパ」の3店舗が新規オープンする。フードコート内は木目や自然の色を採用し、温かみのある空間となる。既存店も最新の店構えに一新するという。

同社によると、TXアベニューは守谷駅のほか、八潮駅(埼玉県)、流山おおたかの森駅(千葉県)、柏の葉キャンパス駅(同)、つくば駅(茨城県)の計5カ所にある。時期は未定だが今後、順次リニューアルを計画しているという。

同社広報課は「駅の利用者や周辺にお住まいのお客さまに、気軽に立ち寄れる魅力的な商業施設を目指したい」と説明する。

守谷市ではTX開業以来、守谷駅のみならず駅周辺でにぎわい創出が進んでいる。同市は、街並みを一体的につくる「守谷駅周辺一体型土地区画整理事業」で、開業前の1994年度から開業後の2009年度までの間、道路や公共施設などの整備を進めてきた。

近年では、22年に守谷駅東口周辺に複合商業施設「ブランチ守谷」と公共スペース「ブランチパーク守谷」がオープン。市は「今後も駅周辺のにぎわい創出を図っていきたい」(都市計画課)と見据える。

首都圏新都市鉄道によると、守谷駅の乗車人数は1日平均で約2万2千人(22年度)に上る。