関鉄、新EVバス3台運行 水戸・土浦・つくば地区 梅の花や筑波山をデザイン 19日から運行 茨城
関東鉄道(茨城県土浦市真鍋、松上英一郎社長)は、同県内の水戸、土浦、つくば地区で、電気自動車(EV)のバス3台の運行を始める。車両の外観に観光を主題にした「梅の花」「ハスの花」「筑波山」などをデザインした。同社本社で7日、報道陣に公開された。同社が一般路線で運行するEVバスは計6台となる。
新デザインのEVバスは19日から運行する。廣瀬貢司常務(57)は「カーボンニュートラルと国連の持続可能な開発目標(SDGs)に貢献したい」と導入の理由を説明する
運行地域は①水戸営業所管内(水戸、茨城、小美玉、石岡の3市1町)②土浦営業所管内(土浦、阿見、つくば、牛久の3市1町)③つくば中央営業所管内(つくば、牛久、土浦、常総、取手、つくばみらいの6市)。
導入したのは全長約10メートルのノンステップバス。定員は80人。室内は通路の段差がほぼない「フルフラット」を採用した。USBの充電や運転手が乗客の安全を確認できるカメラも配備。フル充電で約240キロ走行する。災害時は電源供給車として利用できるという。
外観デザインは公募し、全国から53件の応募があった。水戸号は小林咲希さん(大阪府)、土浦号は青木杏香さん(茨城県牛久市)、つくば号は税所早苗さん(同県守谷市)の作品が選ばれた。
同社はハイブリッドバス29台、守谷・取手地区でEVバス2台、つくばみらい市のコミュニティーバスに小型EVバス1台を導入している。