“納豆”のラッピングバス 本県特産品をPR

茨城新聞
2017年3月5日

スカイマークと関東鉄道(土浦市)は4日、県納豆商工業協同組合(高野正巳理事長)と協力し、「納豆」をあしらったラッピングバスの運行を始めた。納豆の情報をまとめた車内冊子を作製するなど本県特産品の魅力を広く発信し、茨城空港(小美玉市)の利用促進や納豆の消費拡大をアピールする。

“納豆バス”は、バス全体を覆うように納豆を描いた。茨城弁で納豆に関する豆知識を掲載した座席カバーを採用。各座席には同組合が監修した24ページの納豆情報誌を用意した。利用客にはスカイマークが考案した納豆モチーフのPRキャラクター「ねばくまさん」のネームタグを記念品として贈呈するなど、納豆づくしで乗客をもてなす。関東鉄道が1台を導入し、1日1往復を目安に運行する。

対象区間は、茨城空港と東京駅間を結ぶ関東鉄道のバス路線。茨城空港の発着便利用者は、片道料金500円(航空機利用がない人は同1200円)。事前予約制(空席があれば当日乗車も可)。4日の初乗りは24人が乗車した。

運行を前に、早朝からバス愛好者や同空港の利用客が詰め掛け、記念撮影や車内見学などを行ったほか、関係者が納豆関連グッズなどの配布を行い、PRに努めた。スカイマークの宝木甲臣販売推進課長は「茨城の魅力PRを発信し、地域の皆さんと一緒に盛り上げたい」と話し、関東鉄道の森田玲泉企画課係長は「お客さまの反応もいい。納豆バスの運行を通して空港の利用促進など相乗効果を生み出していければ」と利用客増に期待感を示した。

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