全国に知られる「雲海」の名所が栃木に 茂木の鎌倉山から望める里山の幻想風景
下野新聞
2023年11月22日
秋が深まり、八溝地域を流れる那珂川沿いを頻繁に川霧が埋める季節となった。栃木県茂木町九石の鎌倉山(216メートル)からは20日早朝、見事な雲海が見られた。22日は二十四節気の「小雪」。
那珂川の水蒸気が霧となり、鎌倉山展望台からは、普段眼下に見える清流と田園の全てが雲海に沈む幻想的な光景が広がった。
夜明け前、雲一つない東の空が徐々に色を増し“雲”の上面は、風で生き物のように刻々と形を変えた。日の出時刻を過ぎ、約2キロ先の山の稜線の陰から陽光が差すと、雲は一気に輝いた。