<栃木・県央グルメ>アカリチョコレート(鹿沼)大谷の石畳 4種の味とザクザク食感を堪能
凹凸のある表面と直方体の形が、大谷石をほうふつとさせる。「大谷の石畳」(8粒入り1180円)はオーナーでショコラティエの上原晋さん(55)が、若い頃に見た松が峰教会(宇都宮市)の荘厳さから着想を得て考案した。
脂肪分が高く洋菓子の仕上げに使う「クーベルチュール・チョコレート」を工房で溶解し、テンパリングや成形を行う。「大谷の石畳」は厳選した数種類のクーベルチュールを調合して使用。スライスアーモンドとフランス産サブレフレークがザクザクとした軽い食感を生む。
味はキャラメル粒入りの「ミルク」、砕いたカカオ豆を加えた「ビター」、ともにホワイトチョコベースで宇治抹茶を使った「抹茶」とフリーズドライのイチゴが入った「苺(いちご)」の4種類。一粒口に運ぶと、チョコレートが溶けるにつれ、まろやかな甘みとそれぞれの風味がふわっと広がる。
上原さんは2008年、妻の聖子さん(48)と2人で念願だったチョコレート専門店を開業。店内は深岩石造りの建物を生かした趣のある雰囲気で「ほかの店と違う、と思ってもらえるチョコレートを提供したい」という上原さんの思いが感じられる。
▼メモ 栃木県鹿沼市中田町1066。午前10時~午後6時半。毎週水曜と第1・3火曜定休。通信販売あり。(問)0289・63・5078。店舗ホームページはこちら。