栃木・鹿沼で10月7、8日に「鹿沼秋まつり」 市内最大の祭典が5年ぶりに帰ってくる
下野新聞
2023年10月5日
栃木県鹿沼市内の最大の祭典「鹿沼秋まつり」が7、8の両日、今宮神社を拠点に市中心部で5年ぶりに行われる。核となる国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」では、氏子町内の彫刻屋台計26台が登場する。
7日は同神社例大祭の「付け祭り」として、午後0時半から一番町の蓬莱町を先頭に屋台を次々と境内に引き入れる「繰り込み」、境内から引き出す「繰り出し」を行う。午後6時半から市内7カ所でおはやしの競演「ぶっつけ」が行われ、市中心部全体がにぎわう。
8日は午前9時に氏子らが武士などの姿で同神社を出発し、蓬莱町が入る当番組「下組」の9カ所の会所を回る「御巡幸」を実施する。
午前10時からは「市民まつり」として市内3カ所で市民によるダンスなどのスポット演技、午後2時から組ごとに屋台を引いて市中心部を回る「屋台揃い曳き」、午後5時半から屋台を方向転換させる伝統技術「きりん」の一斉披露や「ぶっつけ」が行われる。
両日とも市コミュニティーバス(リーバス)を全線・全便無料にするほか、鹿沼市茂呂の市花木センターの駐車場を無料開放し、同所から無料シャトルバスも運行する。(問)同まつり実行委員会事務局0289・63・2188。