白血病で長男亡くした夫妻、患者家族にスープ提供 CFで購入したキッチンカー使い 群馬・渋川市

上毛新聞
2023年10月5日

群馬県立小児医療センター(渋川市)前で、付き添いの家族に温かいスープなどを提供している同市の青木佑太さん(40)、麻純さん(37)夫妻が、クラウドファンディング(CF)で自前のキッチンカーを購入した。多くの協力と心強い“味方”を得て、心を温めるメニューの提供に一層力を注ぐ。

青木さん夫妻は白血病で亡くなった長男、一馬ちゃん(享年4歳)の入院に付き添った経験から食事の提供を思い立ち、昨年、借りたキッチンカーで初めて出店した。店名は「fufufu―soup」。一馬ちゃんの命日の11日に出店1周年を迎える。

年末から今年2月にかけCFで新たな車の資金を募ったところ、目標の150万円を1日で上回り、500人以上から約560万円の支援が集まった。佑太さんは「多くの方に応援してもらい、ありがたい。一馬が縁をつないでくれたよう」と感謝する。

入院に付き添う保護者は、食事をコンビニなどに頼りがちになるため、栄養のあるスープやおにぎりなどを提供する。新たな車は窓ガラスに一馬ちゃんを含む家族の似顔絵が描かれ、内装も使いやすくした。新メニューの開発にも取り組む。

佑太さんは作業療法士として働きながら、野外体験活動など病気の子どもや家族向けの取り組みにも力を入れている。「一馬がずっと近くで応援してくれているのを感じる」と力を込める。

営業は毎週水曜午前11時~午後3時ごろ。

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