茨城県グルメ「総選挙」　2024年10月、水戸で食の祭典　シン・いばらきメシ

茨城県ご当地グルメの頂点が決まる-。県は来年10月、水戸市内で茨城県初の食の祭典「シン・いばらきメシ総選挙2024」を開く。各市町村がそれぞれ地元を代表する料理やスイーツを提供し、参加者による投票で県内ナンバーワンを決定する。

茨城県は鶏卵やサツマイモ、常陸牛、ヒラメなど、食材として活用できる農水産物が豊富な半面、「食材に比べてご当地グルメが少ない」(大井川和彦知事)。このため、観光地としての魅力向上につながるグルメを認定し、首都圏を中心に広く売り込んで定着を図る。

祭典は来年10月上旬の週末、県三の丸庁舎(水戸市三の丸1丁目)で開催する計画。投票は「一般料理」「スイーツ」の2部門を予定。市町村がえりすぐりの代表的な一品を各部門に出品し、会場に訪れた参加者で人気投票を行う。

出品するグルメはいずれも茨城県産の食材を使用することが条件。県は市町村の新たな商品開発も促し、料理人など食の専門家の助言やプロモーション動画の制作などを支援していく。

大井川知事が24日、定例記者会見で明らかにし、「多くの市町村に参加していただき、新たな魅力をつくり上げたい。茨城県への旅、観光に新たな魅力を加えられれば」と語り、開催に意欲を示した。