《釣り》茨城・鹿島沖でテンヤマゴチ 簡単な仕掛けで手軽に ギル型ワームが好調

茨城新聞
2023年8月3日

夏を代表する白身魚の一つがマゴチ。7月上旬、茨城県つくば市のつくば店スタッフとともに鹿島港(同県)の長岡丸に乗り込んでテンヤマゴチに行ってきた。

テンヤマダイの仕掛けに餌を付けず、代わりにワーム(ソフトルアー)で釣るのがテンヤマゴチ。簡単な仕掛けで手軽にできるのがこの釣りの面白みといえよう。水深10メートル前後の浅場を広く探り、誰でも簡単に狙える。

今回かかりがよかったブルーギル型ワーム(手前)

 

当日のタックルは2500~3000番のスピニングリールで、さおは専用2・4メートルのテンヤロッド、他にボートシーバスなどでもよい。PEライン0・8号、リーダー4号、ジグヘッド20~40グラム。

付けるワームはエビ・ザリガニを模したクロー系や小魚のシャッドテール系、ブルーギル型などを持参した。

誘い方は、軽く沖に投げて底まで沈め、底に着いたら糸ふけを取る。さおをシャクリ上げてフォールで食わせるリフト&フォールを3~4回繰り返して回収するのが効果的だった。

アクションを付けずリールを巻きながら誘う「ただ巻き」は、ルアーが底をトレースして動くイメージ。リールを巻いては止めを繰り返すストップ&ゴーも有効だ。

この日の釣果は10匹

 

明確なアタリがさお先や手に「こーん」と来るので、来たら即アワセを入れる。マゴチは口が硬く小さいのでフックアウトしやすい。アタリが微妙で、食いが浅いときはさおを立てて聞き上げ、一定のテンションで巻き上げるとよい。バレないよう、たも網でしっかりとキャッチするまではテンションをかけておきたい。

今回の釣行で私は20グラムジグヘッドで一日を通した。特に反応が良かったのが、ギル型ワームで、釣果10匹中5匹はこのワームだった。同行スタッフもやはりギル型がよかったようだ。同乗の釣り人たちも好調で、10匹以上釣っていた。

外道でトラフグやヒラメなど高級魚も釣れており、東京湾とはまた違った釣りを楽しめるのが鹿島沖だ。

当店ではただいまテンヤマゴチコーナーを設置中です。ご用の際はお声かけください。ぜひこの夏の熱い釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。(キャスティングつくば店・萩原靖)