《釣り》ルアー豊富、船上で狙う 茨城・夏のオフショアゲーム 多彩な魚種ターゲット

茨城新聞
2023年7月15日

6月下旬、梅雨が明けたかのような青空の下、北は茨城県日立沖から南は鹿島沖までカバーする大洗チャーターガイドサービス(伊藤敬一船長)の船に乗り込んで夏のオフショアゲームに釣行してきた。

オフショアとは文字通りショア(岸)から離れた釣りで、船釣りとほぼ同義。特徴としては、船に乗って海の上で釣るため、ポイント移動が自由でおか釣りでは出合わない獲物も期待できるのが魅力だ。

今回は船釣りでも餌釣りではなく、ルアー(疑似餌)で狙うことにした。餌と違って、ルアーは金属やプラスチック、ゴムでできた疑似餌を使う。ほとんどの魚はルアーで釣ることができる。

ルアーの種類には表層を泳ぐホッパー、潜るミノー、震えて魚にアピールするバイブレーションといったプラスチック製の物から、金属製のメタルジグ、タイラバ、インチクなど、狙い物に合わせて豊富な種類と色がそろっている。

75センチのシーバス(スズキ)を釣り上げ思わず笑顔=大洗沖

 

できれば複数を用意し、釣り物やポイントの状況によって、その日最も適したルアーを探りながら釣りたい。

朝一番は水深が5・1メートルほどの比較的浅場のポイントで青物、シーバス狙いから始まった。

開始早々、シンキングペンシルベイトを海上の浮標(ブイ)の周辺にキャストし、リーリング(リールを巻く)しながらさおでアクションをつけていると良型のシーバス(スズキ)を釣り上げることができた。

その後同じポイントにて、同様にキャストしていると青物の良型ヒラマサがヒット。しかし惜しくも糸が切れてしまった。

水深20メートル前後のポイントを転々とし、メタルジグを使ったジギングやタイラバでショゴ(カンパチの幼魚)やマダイを釣ることができた。

オフショアルアーゲームは基本的に通年狙うことができる。またルアー操作して意図した獲物を狙い、さまざまな魚種がターゲットになるのもこの釣りの面白みの一つだ。(キャスティング水戸店・高橋晃輝)