かわいい子鹿が誕生 茨城・鹿島神宮 職員で見守る
茨城新聞
2023年6月29日
茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(鹿島則良宮司)で、今年1頭目の鹿の赤ちゃんが生まれた。同神宮が26日、発表した。子鹿は同神宮境内の鹿園で、母鹿に寄り添って歩いたり水を飲んだりするなど、かわいらしい姿を見せている。
子鹿は15日に誕生。同神宮によると、鹿園では昨年も4頭の子鹿が誕生。新たに誕生した子鹿を含め、33頭の鹿が生活しているという。伝承によると、鹿の神として知られる天迦久神(あめのかくのかみ)が、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の指示を同神宮の祭神、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)に伝える重要な役割を担ったという。このため、同神宮では鹿を「神の使い」として大切にし、「御神鹿」と呼んでいる。
同神宮権禰宜(ごんねぎ)の岡沢稔さん(25)は「毎年のことだが、かわいい子鹿が誕生してうれしい。職員で見守っていきたい」と目を細めた。