イマドキのクマやサル 宮崎学さん写真展 群馬・高崎市

上毛新聞
2023年6月26日

カメラと三脚を握るツキノワグマ、墓の供え物を盗むサル―。半世紀にわたり、野生動物の姿を捉えてきた報道写真家、宮崎学さん(73)の写真展「イマドキの野生動物」が24日、高崎市美術館(群馬県高崎市八島町)で始まった。自然界の姿を浮き彫りにした155枚を展示している=写真。9月3日まで。

宮崎さんは、動物の通り道に自作の赤外線センサー付きロボットカメラを設置し、哺乳類や猛禽(もうきん)類の撮影で独自の分野を開拓してきた。ニホンカモシカやキツネなどを約40年撮影してきた「けもの道」シリーズのほか、人間の生活空間に出没する野生動物といった社会性のある写真も並ぶ。

宮崎さんは「自然を見て自分なりの教科書をつくることが大人になって生きる。写真展もその一助になるはず」と話した。

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