バレーVリーグ参戦へ足利をホームタウンに レーヴィス栃木と足利市が連携協定
バレーボールのトップリーグ・Vリーグ参戦の準備を進めている地域密着型クラブチーム「レーヴィス栃木」は足利を活動の本拠地とすることを決め、24日に足利市と「ホームタウンパートナー連携協定」を締結した。ホームアリーナはフカイスクエアガーデン足利(市民体育館)とする。11月にVリーグへ加盟申請し、来年のリーグ参加を目指す方針だ。
2001年の「春高バレー」で準優勝した足利工大付属高(現足利大付高)でセッターだった店網秀明さん(40)が2021年6月、運営会社となる株式会社レーヴィスを設立した。昨秋の「いちご一会とちぎ国体」の成年男子チームメンバーを中心に17人が所属。現在は主に宇都宮市で練習を続けている。
市役所で行われた締結式には、店網社長と選手3人、栃木県バレーボール協会の大豆生田将会長(68)が出席した。
足利を選んだ理由について、店網社長は「足利はバレーが盛んな地域で、私自身も愛着がある。足利とタッグを組んでバレーを盛り上げて、県全体に広げたいと思った」と明かした。
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早川尚秀市長は「足工大付高OBが立ち上げたチームを支え、一緒に活動することが私たちの使命であり、誇りと感じた。地域活性化にもつなげていきたい」と応じた。
栃木県は関東地区で唯一、男女ともVリーグのチームがない。リーグ参入には、ホームタウン設定やホームアリーナ確保といった行政との連携が必須となっている。
今後はチーム強化を進めるとともに、6月のVリーグの説明会に参加する。11月の加盟申請を経て、来年3月に可否が決定する。
加盟が認められれば、来年10月からの24~25年シーズンに参加することになる。