二紀会所属の中川さん 茨城・筑西に画廊 5月開業

茨城新聞
2023年5月1日

茨城県筑西市甲に「画廊アルカイック」が5月2日、オープンする。代表の中川敏春さん(64)が8年前に長崎市内で開いた画廊を移転する。オープン記念展では所属する美術団体「二紀会」の絵画や彫刻など25点をそろえる。中川さんは「気軽に入れる画廊にしたい」と話している。

中川さんは長崎県佐世保市出身。幼少期に宇都宮市に移住し、会社勤めの傍ら33歳で絵画教室に通い始めた。栃木県で開かれた国民文化祭の洋画部門で知事賞を受賞したこともある。現在二紀会の準会員。

2015年に「人生をギアチェンジしよう」と、生まれ故郷に近い長崎市に画廊を立ち上げ、こけら落としでは二紀会委員で紫綬褒章を受章した遠藤彰子さんの個展を企画した。19年、母親の世話のため茨城県筑西市に移住。画廊も移す予定だったが、コロナ禍で延期していた。

記念展は5月8日まで。遠藤さんや茨城県関係では山本文彦さんら計15人が出品する。中川さんは画廊と併せて絵画教室も開く予定で「街の活性化につながれば」と話している。問い合わせは同画廊(電)0296(45)7444