「初恋」の薄紫 かれんに 那珂川でカタクリ見頃
下野新聞
2023年3月28日
【那珂川】三輪のカタクリ山公園でカタクリの花が見頃を迎え、薄紫色の愛らしい花々が県内外の観光客を魅了している。
ユリ科の多年草で花言葉は「初恋」。同園は、地域住民でつくるNPO法人山野草保存会が民間の山林を手入れし、30年以上前から公開している。園内の斜面約3ヘクタールに自生する約100万株は例年通り19日ごろに開花した。
五分咲きとなった27日も大勢の人々が園内を散策しながら花の観賞を楽しんだ。妻や1歳の長男と訪れた同所、会社員青柳佑哉(あおやぎゆうや)さん(26)は「豊かな自然が気に入っていて、よく散歩に来ます。カタクリのほかにショウジョウバカマなども咲いていて、きれい」と話していた。
見頃は4月上旬まで。開花期間中の駐車料金はバス1500円、乗用車500円。開園時間は午前8時半~午後4時半。(問)同保存会0287・96・4939。