地魚のおいしさ知って 55店舗、独自料理提供 茨城県がフェア
茨城県産水産物の認知度向上とイメージアップを図り、地元飲食店の利用を促進しようと、茨城県は「いばらき地魚フェア」を開催している。漁協などが協力し、県内の飲食店55店が、茨城県沖で取れたアンコウなどの魚介類を使ったオリジナルメニューを提供する。3月10日まで。
大洗町桜道の朝日堂は、あんこう鍋を提供している。身や皮のほか、肝がたっぷり入ったどぶ汁風。ハクサイやマイタケ、ユズなどの野菜も地場産が使用されている。同店の野口智弘統括店長によると、この鍋を目当てに来る客がいるほどの人気だという。「さばく工程から丁寧に作っている。自信を持ってお薦めします」とPRした。
このほか、フェア参加店ではコイの天ぷらや、メヒカリの唐揚げなどが楽しめる。店舗は特設サイトから確認できる。
期間中に対象メニューを食べると抽選で77人に地魚の加工品が当たるキャンペーンも実施されている。応募方法は、応募フォームからレシートの写真を送るか、応募用紙に参加店のスタンプを押してもらい郵送する2通り。いずれも地魚に関するアンケートに答える必要がある。レシートまたはスタンプ1個から応募でき、個数により応募できるコースが変わる。
県漁政課の担当者は「茨城は海も内水面もどちらにも恵まれた県。県内外の皆さまに知って食べていただければ」と期待を込めた。