かれんな花 史跡染める 寒紅梅、足利学校で見頃

下野新聞
2023年1月13日

足利市昌平町の史跡足利学校で、学校門脇の寒紅梅が見頃を迎え、かれんな花が厳かなたたずまいの門に彩りを添えている。県内各地で最高気温が3~4月並みのぽかぽか陽気に恵まれた12日、同学校には多くの人が訪れ、梅の木の前で足を止めて花を眺める姿が見られた。

寒紅梅は樹齢約48年で、高さは約5メートル。同学校事務所によると、本年度は記録がある2004年以降で最も早い昨年12月3日に開花した。花は2月中旬ごろまで楽しむことができるという。

市内散策で同学校を訪れた埼玉県春日部市大枝、無職飯塚千枝子(いいづかちえこ)さん(74)は「ピンクがかった色味がかわいらしい。学校の静かな雰囲気とも合っている」と話した。

2月中旬ごろには、学校門近くの白梅も見頃を迎える。