《釣り》茨城・鹿島沖でライトヒラメ 駆け引きと強烈な引き
■活性よく12匹、1.5キロも
11月1日、茨城県の鹿島沖の船ヒラメが解禁となった。好釣果の情報が入り、早速鹿島港の植田丸に同僚3人と乗り、鹿島沖のライトヒラメへ出かけた。
サイズは例年よりも小さいものの魚の活性はよく、数が釣れているらしい。期待に胸を膨らませ午前5時に集合。他の10人とともに鹿島港を出た。
ライトヒラメは通常の船ヒラメよりも手軽で、さおに対して40~60号と軽めの重りにヒラメ仕掛けを付ける。細い糸でヒラメとやりとりをするため駆け引きを最大限に楽しめる。
今回使用したのは180~240センチの専用ざおとライトゲーム用のさお。小型両軸リールにPEラインが1~1・5号、リーダーはフロロカーボンの6号。仕掛けはライトヒラメ専用を用意した。
出船して走ること約20分でポイントに到着。北東の風のためか波とうねりがあり、若干釣りにくい状況だ。水深約30メートル、底に根が点在しているポイントだ。
船長の合図で仕掛けを投入すると、着底直後からさお先の餌イワシが暴れる前アタリ。少し待つとさおを引き込むようなアタリが来た。フッキングするとずっしりとした手応え。思わず頬が緩む。
強烈な引きを楽しみながら糸を巻き上げると1・5キロクラス、良型のヒラメが揚がった。同僚にも次々とアタリが出始め、全員早々に本命のヒラメを釣り上げられた。
事前の情報通り小型のヒラメが多く、小さいものは全てその場でリリースした。他にホウボウやマダコなどおいしい魚も釣れた。
午前11時に沖上がり。最終的にはリリースを含めて12匹の釣果。大満足の釣行となった。船長によると12月の全面解禁になればサイズも上がり数も釣れてくるとのことだった。
植田丸は鹿島港で唯一ライトヒラメを専門で出している釣り船で、ヒラメの他にもライトジギングやヤリイカなど季節によってさまざまな釣り物を狙わせてくれる。初心者にも丁寧に釣り方を教えてくれる。
鹿島の船ヒラメは始まったばかり。これから本格的なシーズンに入るのでぜひ狙ってみては? (キャスティング鹿島神栖店・篠塚弘之)