《釣り》茨城・那珂湊沖のマダコ シーズン本格化、餌木で手軽に

茨城新聞
2022年11月22日

■海底に着け小刻みに誘う
10月に入りマダコ釣りシーズンが本格スタート。型は小ぶりながらも安定した釣果が続くのを見計らい、茨城県の那珂湊港の「仙昇丸」に乗り込んで、今年初の餌木(えぎ)タコ釣りに行ってきた。

シーズン初めながら十分楽しめる釣果だった

 

 

常磐沖のマダコ釣りといえば、正月用食材として冷凍サンマを丸のまま餌に、大きな重いテンヤを使って根の激しい所を狙う手釣りがメインで、年末限定のマニアックな釣り物だった。

しかし那珂川河口を中心とした大洗、那珂湊沖の水深20~30メートルの海底がゴロタ石で、根がかりの少ないポイントが主流になると関西の明石周辺ではやっていたタコ用の餌木で手軽に数多く釣れると人気が出た。

釣り方は餌木(疑似餌)を海底に着け小刻みに動かして誘うだけ。タコが餌木に触ると重さが変わり引っかかったようなアタリが出る。さらに誘ってしっかりとタコに餌木を抱かせ、重さを感じたら大きくアワセてタコを乗せる。

至ってシンプルだが、早過ぎると餌木を抱いているだけで針に掛からずバラシてしまう。遅過ぎると底に張り付いたり大きな石を抱えて上がってきたりと、タイミングが難しい。

しっかりタコが乗った時の重量感から人気を集め、瞬く間にブームとなった。那珂湊、大洗はもちろん鹿島、久慈、会瀬からも出船するほどの人気で晩秋からの釣り物に躍り出た。今は年末の渡りの大ダコを狙うごく一部を除き、餌木タコが主流になっている。

朝4時半に集合し出船。前日の強風の影響で大きなうねりが残り、いつもよりポイント到着に時間がかかったが、まだ明けやらぬ暗い中のスタートだ。

朝一の流しから大ドモの常連がレギュラーサイズをキャッチ。トモ寄りでも揚がったとアナウンス。しかしうねりが大きく乗りが悪いため早めの流し変えに。

すると次の流しで私にも触りが出た。重さを感じるまで慎重に誘い続け、大きくアワセるとやや小ぶりながら今シーズン初のマダコをキャッチした。同行者も後に続くが全体的に少し乗りが悪い。

少し沖に移動すると船中ポツポツと中盤までは途切れず良いペース。しかし後半は乗りも悪くなり触りを出すのに大苦戦。そんな状況でも常連は20匹超えの釣果で、船中おデコなし平均10匹前後。キロ前後も多く交じり、終わってみればまずまずの釣果で久しぶりに楽しめた。後は大型の渡りダコ来遊を待つばかりだ。 (ジャイアント水戸南店・大山雅幸)