女将の会が初PB商品 亀印製菓と協力 ようかん4種 20日発売
ホテルの女将(おかみ)らでつくる県ホテル旅館生活衛生同業組合「女将の会」(高橋采子会長)がプライベートブランド(PB)商品をつくった。老舗菓子メーカーの亀印製菓(水戸市見川町、林太一社長)が協力し、同社主力のようかんをオリジナルパッケージで包んだ。女将の会のPB商品は全国で初めてという。20日から組合加盟店などで販売し、茨城土産として定着させたい考え。
商品は、シソを塩漬けした「女将の梅塩」、水戸の代表的銘菓「水戸の梅」など4種類。華やかに5色のミニようかんを詰め合わせた「希少糖入りミニ羊羹(ようかん)」と「歌舞伎ようかん」は、これまで業務用など一部でしか販売していなかったものをPB化した。それぞれの価格は500~千円に設定した。
女将の会は、茨城国体や東京五輪など大規模イベントを控え、訪日外国人客(インバウンド)へのおもてなしやPR戦略の強化の一環として、昨年度から、同社とPB商品の開発を進めてきた。パッケージデザインは行方市のグラフィックデザイナー、藤代範雄さんが協力した。
商品は、同組合加盟店のほか、常磐自動車道サービスエリア、東京・銀座の県アンテナショップ「茨城マルシェ」などで20日から販売する。
発売を前に、同会メンバーと林社長が19日、県庁に橋本昌知事を訪ね、商品をPRした。
高橋会長は「商品を活用し、本県観光を盛り上げたい」と意気込み、林社長は「全国に女将の会があるが、PBは(本県組織が)初めて。茨城に注目が集まるとうれしい」と期待した。
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