「春の陶器市」始まる 益子

下野新聞
2016年4月30日

ゴールデンウイーク(GW)初日となった29日、益子町で恒例の「春の陶器市」が始まった。晴天にも恵まれ、城内坂や道祖土(さやど)地区などは朝から多くの観光客でにぎわった。5月8日まで。

陶器市は春と秋の年2回開かれ97回目。初日の来場者数は約5万6千人(町観光協会発表)。昨年の初日を約4千人上回った。同協会の外池茂樹(とのいけしげき)会長(57)は「今年は天候にも恵まれ、例年より出足が早い印象だった」と話した。

今回は「おもてなし」に注力し、同協会女性部が益子駅に降り立った観光客を冷や甘酒で出迎える初の試みを実施。また、会場内約60カ所には熊本地震に対する寄付を募る益子焼のかめが設置され、寄付をする人の姿も多く見られた。

夫婦で訪れた茨城県土浦市、無職遠藤成彰(えんどうしげあき)さん(69)は「10年以上前から毎回来ている。今日は小皿など3千円分くらい買った」と笑顔を浮かべた。

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