東日本大震災5年 偕楽園ガイド冊子改訂 復興の歩み記載

茨城新聞
2016年2月23日

東日本大震災から5年となるのを前に、市民団体「偕楽園公園を愛する市民の会」(湊正雄会長)は、偕楽園の歴史や見どころなどを紹介する冊子「偕楽園なんでも百科」を約5年ぶりに改訂した。震災を忘れないよう、偕楽園と弘道館の被災状況や復興の過程を新たに記載した。同会は「みんなが努力して復旧・復興を成し遂げたことを後生に伝えていきたい」としている。

冊子は2011年2月ごろ、偕楽園や弘道館のガイドブックとして作成。水戸市内の小中学校に配布しようとした矢先、震災に遭い、発行できたのは同年5月ごろだった。
震災で、偕楽園は好文亭の壁などが損傷したり、南崖で部分的にのり面が崩れるなどの被害があり、一時閉園された。弘道館も正庁や至善堂などが被災した。復興支援のため、同会などの市民有志が募金活動を行い、計約1億4500万円の義援金が役立てられた。
今回の改訂では、被災状況や復旧工事の様子などを写真付きで紹介したほか、昨年4月に偕楽園と弘道館が「日本遺産」に認定されたことを追記した。
同会は「震災の記録を残したいとの思いが改訂の一番の動機。日本遺産に認定された意味などを記載したことでより親しみを持ってほしい」としている。
冊子は3千部発行し、水戸市内の小中学校に無償配布するほか、今回は市民や観光客向けに500円(税別)で販売。「水戸の梅まつり」に合わせて、川又書店系列や県観光物産協会、水戸観光協会の売店などで取り扱っている。

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