「真田」盛り上げへ修復 利根実高・加工技術コース 沼田城の模型、ジオラマ 

上毛新聞
2016年2月9日

NHK大河ドラマ「真田丸」の放送を受けて、利根実業高(沼田市栄町、横手静夫校長)の環境技術科加工技術コースの1、2年生が真田氏にゆかりのある沼田城の模型とジオラマの修復作業に取り組んでいる。3月から市内で開かれる「上州沼田真田丸展」などで展示予定で、地域の盛り上げに協力する狙いだ。

模型とジオラマは、1993年に前橋市の北関東造形美術専門学校(現群馬芸術学園)の卒業制作として、真田信之が築いた沼田城をイメージして作られ、沼田市に寄贈された。5層の天守閣を再現した模型は高さ約1メートル20センチ、ジオラマは城下の姿を復元し2メートル四方の大きさ。沼田公園内の国指定重要文化財「旧生方家住宅」で展示されてきた。
ドラマ効果で増加が予想される観光客に当時の姿をイメージしてもらおうと、利根沼田5市町村や観光関係者でつくる「利根沼田真田丸プロジェクト推進協議会」が破損が目立つ両作品の修復を同校に依頼。模型は真田丸展で公開、ジオラマは同住宅で展示する。
木材加工の技術を学ぶ環境技術科加工技術コースの1、2年生38人は1月12日から修復作業を始めた。6、7人の計7グループが1グループずつ交代で放課後に作業を進め、2月中に完成予定だ。
ジオラマは色あせた土台部分をエアーブラシで塗装し、建物の壊れた部分をケント紙などで直す。銅線とスポンジで作った樹木約150本も付け足す。模型は崩れた屋根の四隅の木材部品を交換して元の形を再現する。
山後北斗さん(2年)は「初めてやる作業ばかりなので新鮮で楽しい。地域に貢献できるのがうれしい」とやりがいを説明する。
担当の大沢智徳教諭は「普段の授業と違う作業ができる上、製作を通して人から感謝される体験をするのはものづくりに取り組む生徒にとって大変意義がある」と話している。

◎来月20日から展示
「上州沼田真田丸展」は3月20日から来年3月末まで、沼田市下之町のグリーンベル21で開かれる。
利根実業高の生徒が修復した沼田城の模型や、大河ドラマで使われた衣装と小道具、当時の歴史を伝える関連資料などを展示する。
入場料は大人500円(前売り400円)、中学生以下200円(同160円)。

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