春の気配感じる洋画や日本画 桐生・大川美術館

上毛新聞
2016年1月17日

大川美術館のコレクションから春を感じる絵画を集めた企画展「絵のなかで春を」が5日、桐生市小曽根町の同美術館で始まった。洋画や日本画の名作約60点を紹介している。3月27日まで。
会場には日本画家の上村松篁(しょうこう)、川合玉堂、伊東深水、加山又造の作品をはじめ、西洋絵画のルノワールやシャガールといった巨匠の版画が並ぶ。どの作品も花や残雪など、春の息吹を感じさせるものばかり。学芸員の小此木美代子さんは「展示室でいち早く春の気配を感じてほしい」と話している。
「木版画の世界」と題したテーマ展示も開催中。歌川広重や恩地孝四郎、ゴーギャン、ブラックらの珍しい木版画25点を展示している。
月曜休館(祝日は除く)。問い合わせは同美術館(☎0277・46・3300)へ。

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