猫園長「さんた」就任8周年 宇都宮動物園で記念式典

下野新聞
2022年2月24日

 【宇都宮】上金井町の宇都宮動物園で23日、猫園長「さんた」の園長就任8周年記念式典が行われた。

 雄のさんたは2013年12月25日、段ボール箱に入れられ同園入り口に捨てられていた。「子どもが連れてきたが家に犬がいて飼えない」という内容の置き手紙があった。クリスマスにちなんで名前が付けられ、14年2月、猫園長に就任。主な仕事は「園内パトロール」だという。

 式典には同園関係者や来園者らが出席。さんたには記念としてイチゴ入りケーキが贈られた。さんたは来場者の写真撮影を受け、愛嬌(あいきょう)を振りまいた。

 荒井賢治(あらいけんじ)園長(57)は「さんたは、みんなにかわいがられ園内に癒やしを提供しています。いつまでも元気でいてほしい」と話した。

 同園は「ニャン(2)」が並ぶ2022年2月を記念し、園内で猫科動物写真展を28日まで開いている。