太公望、心躍る奥日光 湯ノ湖、湯川解禁

下野新聞
2021年5月2日

 奥日光の湯ノ湖と湯川で1日、釣りが解禁となった。岸辺などには早朝から、多くの釣り人のさおが連なった。同所一帯にはヒメマスやニジマスなどが生息し、毎年多くの釣り人が訪れる。

 午前5時に解禁されると、正午までに約250人が岸辺や舟の上でさおの感触を確かめた。全国内水面漁業協同組合連合会日光支所によると、遊漁客は昨年より多いものの、例年に比べると少ないという。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で解禁日が約1カ月遅れた。同支所の遠藤祐二(えんどうゆうじ)支所長(48)は「今年は予定通り解禁できて良かった。感染防止に配慮し、楽しんでほしい」と話した。

 日光市森友、自営業武嶋博英(たけしまひろひで)さん(57)は「20歳から毎年来ている。今年も解禁日を待っていた。水温の影響もあり釣果は昨年より良い」と笑顔を見せた。

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