縄文~平安の遺物確認 東田中遺跡、29日説明会 石岡

茨城新聞
2015年11月27日

県教育財団は26日、石岡市東田中の東田中遺跡の発掘調査の結果、縄文~平安時代の遺物を新たに確認したと発表した。炉などが残る竪穴住居跡20棟や、土坑約220基、土器や土師(はじ)器、石器などの遺物を発見。同財団は「同地は縄文から平安時代に断続的に集落が営まれてきた場所。時代ごとの生活の様相が徐々に明らかになってきた」と話している。

遺跡は同市東部、霞ケ浦に流入する山王川左岸の、標高20~25メートルの台地上に位置。調査は2011年度から開始し、4回目。本年度は7~12月に3297平方メートルを対象に実施している。
縄文時代中期の竪穴住居跡からは調理などに使う「土器埋設炉」を発見。円形の溝の内側に等間隔の柱穴があり、その底面の中央部には深鉢が埋められ、煮炊きなどに使われたという。ほかに同時代と思われる貝塚も見つかった。
古墳時代後期の竪穴住居跡からは、張り出した壁の部分に、食料などを保存する「貯蔵穴(けつ)」が設けられていた。同財団は東日本で普及した住居の技法としており、同市内では初めて確認した。また同住居跡からは、漁業の際に網の重りに使う「土玉」も22個(26日現在)出土した。
一般向け説明会は29日午後1時から、同遺跡で開催。問い合わせは同財団石岡事務所(電)080(4659)8215。

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