北茨城の魅力体験を お試し住宅いかが 最長3カ月使用料無料

茨城新聞
2015年11月25日

北茨城市は市内への移住を考えている人を対象に、最長3カ月間滞在できる「お試し住宅」の入居者を募集している。市は県補助金100万円などを財源に空き家1軒を借り上げ、リフォームや電化製品を購入。居住施設の使用料は無料で、滞在中は同市磯原町の市役所から車で25分ほどの風光明媚(めいび)な地で、滞在者は日常生活の感想や活動内容などをインターネットで市に伝えるとともに報告書を提出することを義務づけられる。
 同事業は、県の「県北地域お試し居住推進モデル事業」として来年3月まで実施。滞在者が北茨城市の観光や文化、食など同市の魅力を全国に発信することで、交流人口の増加や市内への転入につなげていく。今回貸し出すのは空き家1軒のみだが、成果次第で今後市の継続事業として発展拡大させていくことも視野に入れている。
 市は生活全般に関わる相談や観光情報の提供など、滞在者が安心して生活できるように全力でサポート。近隣住民も地域行事への勧誘、生活支援などで居住者が暮らしやすい環境づくりに取り組む。
 住所は北茨城市華川町花園340の2。木造平屋瓦ぶきで、延べ床面積83・84平方メートル。電気、ガス、水道(井戸水)、固定電話、インターネットを完備し、入居者は水道光熱費として月額3万円を負担する。
 間取りは和室3室、浴室、キッチン、水洗トイレ、洗面化粧台などで、電子レンジや冷蔵庫、炊飯器、テレビ、洗濯機などの家電も備えた至れり尽くせりの住宅。駐車スペースもあり近所で家庭菜園も楽しめる。
 入居希望者は、入居希望日時、使用人数、使用目的などを市企画政策課に連絡。応募者多数の場合は申し込み順とする。問い合わせ、申し込みは同課TEL0293(43)1111。

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