極太麺に合う濃いめ汁 豚ねぎうどん 田舎うどん力(りき)(下野)

下野新聞
2020年4月15日

 店名の「力(りき)」を体現するように手打ちの麺は極太でコシも非常に強い。常連客がネットに「ぶっというどんと濃いめのつけ汁 食べれば力がみなぎります」と書き込む。

 「どこにでもあるものではおもしろくない。インパクトのあるものにしたかった」と店主の中倉輝昇(なかくらてるのぶ)さん(50)。独学でうどん打ちの腕を磨き、店を開いて17年目になる。

 一番人気は「豚ねぎうどん」。小(400グラム)840円、並(600グラム)920円、大1020円(900グラム)、特大1500円(1200グラム)。白い麺と茶色い地粉の麺から選べる。

 温かいつけ汁は、ごろごろとした豚肉の上に青ネギと白ネギがのる。極太麺と濃い汁が合う。「薄いと太い麺に負けてしまう」という。店内にはだし汁が用意してあり、自分で濃さを調節することもできる。

 男性でも並の胃袋の持ち主だと、大を平らげるのは苦労するが、女性で特大を完食する人もいるそうだ。

 食べ歩きの人に「これは何うどんですか」と聞かれることも多いという。そんな時は「私が作っているんだから讃岐ではなく『手抜きうどん』です」と答えていると中倉さんは笑った。

【メモ】下野市下古山1丁目1の18。午前11時~午後1時半。日曜定休。祝日は営業。(問)0285・51・1266

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