ひたちなかの堀出神社 「ほしいも神社」23日竣工式 聖地、御利益に期待 黄金色の鳥居ずらり

茨城新聞
2019年11月23日

生産量日本一を誇る本県産の干し芋が盛んなひたちなか市の堀出神社で、建設中だった「ほしいも神社」が完成して23日に竣工(しゅんこう)式が開かれる。干し芋をイメージした黄金色の鳥居がついにお目見えする。

堀出神社は干し芋と縁が深い。神社のある同市阿字ケ浦地区では明治時代に、小池吉兵衛が干し芋を広めた先駆者として、神社敷地に銅像も祭られている。また、水戸藩2代藩主・徳川光圀が同神社で古墳を掘った際にご神体となる鏡が出土したことから「掘って出た神社」として名付けられたとされる。

そこで数年前から、堀出神社を干し芋の聖地にしようと、ひたちなか商工会議所や生産者、住民らで建設委員会をつくって、ほしいも神社に向けて議論を進めてきた。同時に寄付も募り費用全額分が集まった。

ほしいも神社は堀出神社の末社として神社庁に登録される。デザイナーの佐藤卓氏がプロデュースした。黄金色の鳥居が大小26基並び、大きい鳥居の基礎部分の石は干し芋をかたどっている。小池吉兵衛も含めて干し芋を広めた生産者ら計5人を「ほしいもの神様」に祭り立て碑も建てる。御利益は「干し芋」に掛けて、「欲しい物は全て手に入る」という。

夜間は毎日、日没後から午前0時までライトアップされる。併せて干し芋の直売所も作られた。年に2回、現地でイベントを開く計画だ。

宮本正詞宮司(68)は「生産者だけでなく、全ての人のための神社。みんなが幸せになるよう願いが込められている。茨城の観光スポットにしたい」と話している。

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