ハナモモの甘い香り ミスト開発、魅力発信 古河

茨城新聞
2019年11月19日

古河市が開発を進めていた古河総合公園(同市鴻巣)のハナモモの香りを抽出したルームミストとフェースミストが完成し、発売された。「まずは市民に知ってもらいたい」と当面は市内で販売。今後はふるさと納税の返礼品などに活用し、市の魅力発信や同市出身者の郷土愛の喚起を促したい考えだ。

商品名は「はなもものしずく」。化粧水のフェースミストは容量100ミリリットルで2310円(税込み)。室内用芳香スプレーのルームミストは同200ミリリットルで1980円(同)。各1500本製造した。

いずれもハナモモの花が持つ甘い香りが漂うのが特徴。今春の古河桃まつりの来場者アンケートを基に命名した。デザインは滴を手で受け止めるイメージ。桃まつりを通じて全国に知られる同公園のハナモモをアピールしようと、約2年前から開発に乗り出していた。

10日は販売先の道の駅まくらがの里こが(同市大和田)でPRブースが設けられた。古河桃むすめの勧めで香りを確かめた利用者は「優しい香り」「祖母と行った桃まつりを思い出す」と感想を話しながら、笑顔で買い求めていた。

市観光物産課の西岡聡課長は「古河市をイメージできる香り。ミストが多くの人に広がり、桃まつりの来場につながれば」と意気込んだ。

市内では同道の駅のほか、お休み処坂長(中央町3丁目)や古河駅ビル「VAL古河店」などで販売する。問い合わせは同課(電)0280(22)5111

地図を開く 近くのニュース