土佐楓80本、錦の装い 大田原・御殿山公園

下野新聞
2019年11月18日

 【大田原】佐久山の御殿山公園で、鮮やかな赤や黄色に色づいた「土佐楓(とさかえで)」約80本が見頃を迎えている。

 土佐楓は江戸時代、土佐藩主の一族だった山内資敬(やまのうちすけたか)が、佐久山城主の福原家の養子となった際に持参したと伝えられている。樹齢230年ほどの木もあるという。

 公園では「佐久山御殿山紅葉まつり」が開催中。爽やかな秋晴れとなった17日は多くの来場者が木々を見上げて写真に収めたり、親子で落ち葉を集めたりして楽しんでいた。この日は雅楽や箏曲の演奏、野だてなども行われた。

 毎年訪れているという同所、農業柴田智子(しばたともこ)さん(72)は「今年もきれいに色づきましたね。良い構図を探してベストな写真を撮りたいです」と笑顔で話した。

 まつりは25日まで。午後5時から9時まで、土佐楓のライトアップも行われる。

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