サンダーズ粘勝 アーリー・カップ北信越

上毛新聞
2018年9月9日

【長野=中里圭秀】バスケットボール男子Bリーグの地区別トーナメント「アーリー・カップ」第2日は8日、長野県千曲市のことぶきアリーナ千曲などで行われ、北信越地区の群馬クレインサンダーズは同じ2部(B2)の金沢との5位決定戦を90―87で制した。準決勝から参加予定だった北海道が地震の影響で欠場したため、サンダーズが9日の3位決定戦に進み、信州と対戦する。

◎前日から修正 攻撃にリズム
同点の最終クオーター残り14秒、群馬のガード喜久山貴一がインサイドへ切れ込んだ。このままシュートに向かうかと思った瞬間、外で構えていたシューティングガード古牧昌也に矢のようなパスを通す。3ポイントエリアからボールが放たれ、劇的にネットを揺らした。B2同士の一進一退の攻防に、新加入の若手2人が終止符を打った。
直接ゴールに向かうこともできた喜久山だが、外国人選手が立ちふさがっていた。「シューターが空いていたので、信じてパスを出した」と抜け目なく攻撃を組み立て、シュートが好調だった古牧は「もらったら思い切って打とうと心構えができていた。いいキックアウトだった」と互いに充実した表情を見せた。
このプレーが象徴するように、群馬は前日に単調だった攻撃を修正した。素早いパス回しや果敢なドライブでリズムをつくり、「攻めるべきポイントを攻め切れた」と喜久山。新主将の佐藤文哉が3点シュート5本を決めるなど、チームは大量90得点を積み上げた。
守備が悪い時間帯もあったが、勝ち切れたことは自信になるはず。この日のように、観客が沸く試合をホーム戦でも見せてほしい。

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