ヨシ原にツバメ1万羽 鉾田 「ねぐら入り」確認

茨城新聞
2018年8月22日

1万羽を超えるとみられるツバメがヨシ原に集まる「ツバメのねぐら入り」が、鉾田市内で観察できるようになった。8月中旬以降の日没後20~30分間だけ見られる夏の風物詩。上空を舞うツバメの観察には双眼鏡が必要だ。ねぐら入りは、子育てを終えたツバメたちが、南方へ飛び立つまでの間、夜になるとヨシ原などに集団でねぐらを形成するもの。今年は巴川流域のヨシ原に集まっているのが確認されている。

18日には観察会も実施。ほっとパーク鉾田(同市当間)近くの「野友橋」周辺では、日没後の午後6時半ごろから、どこからともなくツバメが集まり始め、参加者の真上で“乱舞”。塔ケ崎のスーパー周辺の上空では、ねぐらに入る前のツバメの大群が飛び回る姿も見られた。

「北浦周辺の自然再生を進める会」の川又利彦会長は「ツバメのねぐら入りが見られる場所は限られている。数え切れないほどのツバメが空を舞う姿は圧巻」などと話した。

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