型染め百人一首展示 【本物の出会い とちぎDC】大田原温泉ホテル 宇都宮氏とゆかり 知って

下野新聞
2018年6月13日

 【大田原】伝統技法の型染めで作った小倉百人一首の札200枚が中田原の大田原温泉ホテル龍城苑(りゅうじょうえん)に展示されている。京都・栗山工房の初代栗山吉三郎(くりやまきちさぶろう)さん作の貴重な限定品。百人一首は宇都宮氏とゆかりが深く、「本物の出会い 栃木デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせて5月下旬から展示を始めた。君島美昭(きみじまよしあき)社長(58)は「本県とのつながりを知るきっかけになれば」と話している。

 百人一首は鎌倉時代、宇都宮氏の5代頼綱(よりつな)が、歌人藤原定家(ふじわらのていか)に選定を依頼した秀歌が原型とされる。

 君島社長は知人を介して入手した型染めの百人一首を「多くの人に見てほしい」と展示した。競技かるたに打ち込む高校生を描いた人気映画「ちはやふる」で、若者層の関心が高まったことも意識したという。

 制作者の栗山さんは、沖縄の伝統的な型染め「紅型(びんがた)」と「京友禅」を融合させた「和染紅型(わぞめびんがた)」の生みの親として知られる。百人一首も紅型風の型染めで作った。

 同ホテル2階には、色合い豊かで独特の味わいのある読み札と取り札がガラスケースにずらりと並ぶ。宇都宮氏とのゆかりを紹介するパネルや解説本も合わせて展示している。

 君島社長は「娘が百人一首を好きだったこともきっかけの一つ。本県とのゆかりは県北ではあまり知られていないので、郷土愛を込めて展示した。日本の伝統美の良さも味わってほしい」と話した。

 (問)同ホテル0287・24・2525。

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